しかし、通路に出て出口へと進んでいくと程なく恐ろしい光景が目に入りました。
なんじゃこりゃ〜!!
人人人人人………。向こうの向こうまで人がまるで通路という箱に隙間なくきっちり敷き詰められた綿棒みたい。
もちろん全く進みません!
結局、自転車置き場のところまでたどり着くのに1時間近くかかりました。そして自転車置き場に着いてまたビックリ!
おびただしい自転車の数!まるで自転車の絨毯!
もし自分の自転車がママチャリで真ん中らへんに置いてあったら絶対自分のどこにあるかわからへんやろな。
端っこの方に止めたSMILY GRT-1にたどり着きいざ出発!サーキット道路を下り、途中近鉄の踏み切りの手前にあるびっくりラーメンで腹ごしらえし健康ランドへ到着。
となるはずだったのですがここで悲劇が!
健康ランドまであと数キロというところでワゴン車と接触しSMILY GRT-1とともに道のど真ん中に倒れてしまいました。大丈夫ですかと言う声がかすかに聞こえたので振り向き、口から出た言葉が
「大丈夫です」
もちろん全然大丈夫ではありません。しかし、とっさになぜかこの言葉が出てしまったんです。そして向こうはぼくが路肩に移動するや否や走り去っていってしまいました。
体中に少し痛みを感じていたのですがそれより気になるのはSMILY GRT-1。でも、折れているところも傷さえもほとんどついていなかったのでホッとし、とりあえずゆっくりでも健康ランドまではなんとか行こうとペダルをこぎ始めました。
すると「カタカタカタカタ」と何かが何かに当たっている音が。
「おかしいな」と思い変速機を動かした途端
「バキッ!!」
リアディレーラーがスポークに巻き込まれ、折れてしまいました。
そう、さっきの音はリアディレーラーがスポークに当たっていた音だったのです。倒れたのが運悪く右側だったのでディレーラーの付け根あたりが衝撃で少し曲がってしまっていたのが原因でした。
目の前が真っ暗になりました。
SMILY GRT-1が乗れない状況である以上移動方法は徒歩のみ。周辺はバスもタクシーも走っておらず健康ランドまでもアップダウンの激しい5kmの道のり。第一、もし健康ランドに着いたとしても翌日どうやって鈴鹿サーキットに行くのか。SMILY GRT-1はどうするのか。と考えた結果、近くに駅があるのならもう帰ってしまおうと(こういう状況に陥ると軽くヒステリックになって前向きにものを考えにくくなってしまうんですよねぇ。これが一人旅のつらいところ。)思い、すぐそこにあったガソリンスタンドで駅を聞くことに。
店員さんはわりと近いところに駅があるということを教えてくれ、事情を聞いてくれました。すると、すぐ横の自動車修理工場の人がやってきて「なんや。当て逃げされたんか。こんなもん警察沙汰やろ。」とちょっと大げさに受け取ったようでどんどん人が集まってきました。
すると、「せっかく遠いとこからわざわざ自転車でF1見にきたのに決勝見んと帰るなんてもったいない!」そして、ある人が「ほんならうちに泊めたろ!」と言ってくれたのです。
「でも、それはうれしいんですけど、この自転車が…。」
とぼくが言うと
「そんなもん宅急便で送ればええやろ。」
という運びになりとんとん拍子で話が進み何とホントに泊めてもらえることになりました!!
SMILY GRT-1を工場の中に入れ事務所で荷札を書き、気持ちが落ち着いたところで梱包作業と同時にディレーラー部分を見てみました。
どうやら、フレームとディレーラーをつなぐ部品が折れてしまっているようです。
輪行袋にSMILY GRT-1を収納しいらない荷物もクッション代わりに入れ、「あとはやっといたる。明日にでも送る。」と言ってもらい、事務所で釣り番組を見て(個人的にはMAJORが見たかった…)、今夜お世話になるお宅に出発!ちなみに最初に泊めたるという人ではなくここの社長の息子さんになっていました。どうもこれをきっかけに明日仲間を連れて急遽F1を見に行くことにしたようです。
車に乗り、どこに行くのかなと思っていると着いた先はなんと道路を挟んだ向こう側に、まさに目と鼻の先に鈴鹿サーキットがあるマンションでした!!!
なんということ!自分でも信じられませんでした。
まさか決勝前夜に鈴鹿サーキットの目と鼻の先で寝ることになるとは。
本当に自転車修理工場の皆さん、あとガソリンスタンドの店員さんありがとうございました!お世話になりました。
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私は先日自宅から100mと離れていない所で自動車に当てられ、幸い塗装が少し剥がれた程度でしたが一応警察を呼びました。
2年前には安物クロスバイクで骨折して救急車呼ばなかったせいで後々苦労したこともありました。ikkunさんの場合なんて下手すりゃ人身事故ですから相手の連絡先くらいは聞かれたほうが上策かと存じます。今から警察に届けたほうがいいくらいです。
どんなに気をつけていても事故に遭うときは遭ってしまうので、そういうときのことも考えなくてはいけないというのは残念ですね…
残念ながら相手がTOYOTAのワゴンということしかわからなかったのでもうどうしようもありません。
自転車をやられている方って一度はこういうことに遭ってしまうんですよね。
今のままじゃぼくたちも走りにくいしドライバーの方も走りにくいでしょうしヨーロッパを見習って早急に改善して欲しいものです。